水引きとは、進物の包装に結ぶ飾り用の紙の糸の事です。贈答品を包装する際に紅白の麻糸をかけて括った事から始まったと言われています。近年は、のし紙に印刷されたものを利用する場合も多いですが、水引きには色や本数、結びの形など意味が決まりがあります。
慶事には金銀・紅白など、弔事には黒白・黄白・銀が多く使用されますが、最近では祝い事にはカラフルな水引きがよく使われます。結ぶ際は濃い色が右、薄い色が左になるようにします。
慶事には5,7,9本の奇数を、弔事には2,4,6の偶数を利用します。婚礼関係には5本2束の10本を用います。
主に「花結び(蝶結び)」と「結び切り」の2種類があります。「花結び」は何度あってもよいお祝い事に、「結び切り」は一度きり、二度は繰り返したくない場合に使います。